訪問入浴による入浴介助

訪問入浴とは、看護師1人と介護や補助をするスタッフ2人、合計3人が自宅に訪問し、介護者を専用の浴槽で入浴介助するサービスのことを指します。要介護認定を受けている方や病気や疾患により自力で入浴することが難しい場合に利用されることが多いサービスです。入浴前後には看護師やスタッフが血圧測定や体温測定などの体調のチェックを行います。また、サービスによっては入浴介助中に入浴や洗髪だけでなく、散髪や髭剃り、爪切りを行ってくれることもあります。

訪問入浴を受けるには条件があり、1から5までのいずれかの要介護認定を受けていることと、医師から入浴してもよいと診断を受けていることです。また、要支援1から2と認定されている場合には、要介護状態を悪化させないこと、もしくは現状からの回復を目的として介護予防訪問入浴介護を受けることができます。訪問入浴にかかる料金はサービスにもよりますが、全身浴1回約1時間あたり1,100円から1,300円でサービスを受けることができます。

当日の流れとしては、まず体調のチェックを行ってから専用の浴槽を部屋に運び入れます。体調に問題がなければ脱衣のサポートとお湯の準備をし、その後入浴させます。入浴後は再度体調のチェックを行い、着衣をサポートします。それと同時に浴槽の片づけを行い、健康チェックと片付けが終わったら訪問入浴の終了です。入浴前の準備に15分から20分、入浴に10分から15分、入浴後の片づけ等に15分から20分かかります。